2023/06/09 10:58




よくノートパソコンよりもディスクトップパソコンの方が寿命が長いという話を聞くことがありますが、厳密には使っている部品に大きな差がなく、寿命に関しましては大差がありません。

ただし、ディスクトップパソコンと違いノートパソコンは「軽く」「持ち運べる」と言った性質上、扱い方で寿命が変わってきます。

ハードディスクが故障してパソコンの寿命を迎えることが多くノートパソコン限らず、ハードディスクの寿命を伸ばす為のメンテナンス、使い方を意識することが、パソコンの寿命を伸ばすポイントとなってきます。

それでは、ノートパソコンをより長持ちさせるためにはどのようなことに気をつければいいかご説明します。


・衝撃を与えない


ハードディスクは、磁気ヘッドという針で高速回転しディスクに情報を刻んでいます。

磁気へッドとディスクの隙間には「100万分の1ミリメートル」というミクロの世界があり、ハードディクスのような精密機械にとって衝撃や振動は天敵となります。

データの読み書きの時でなくても衝撃や振動を与えない工夫をして、ノートパソコンを扱うことをお勧めします。

当店のPCは、元々SSD搭載機種又は、HDDからSSDに交換しているPCがほとんどです。衝撃に強いSSDは壊れにくく速度も速いため、HDDではなくSSDを搭載した機種をおすすめいたします!


・熱をためない


パソコンの部品は熱に弱いものが多く、熱を与えると寿命は短くなります。

その為に、熱を放出するファンがついていますが、パソコンの不可にかかる作業が長時間の場合は、ファンにホコリが溜まり十分にファンが機能してくれなく、温度調節が追い付かずトラブルが発生するケースがあります。

特に夏場はパソコンの内部に熱がこもりやすくなるため、熱対策を心がけてください。

また、ノートパソコンには裏面か側面に熱を逃がす通気口があり、布団の上や柔らかいソファーの上で使うと通気口が塞がり、熱が放出されない状態となっていまいます。

ノートパソコンは寝室やリビングなど場所を選ばず活躍するアイテムですが、熱の放出を意識して使うことをお勧めします。


・結露に注意


ファンに熱を緩和してくれる冬場でも注意が必要です。

それは「結露」です。

冷え切った空間から暖房で暖かい室内に持ち込むと、急激な温度変化によって結露が発生しやすくなります。

ノートパソコンならずとも精密機械にとって水分は天敵です。

寒い所からノートパソコンを持ち込んだ際は、部屋の温度になじむまで時間をおいて電源を入れるようにしましょう。

また補足として冬場は静電気にも注意が必要です。
静電気は電気回路ショートの原因になりますので注意しましょう。


・ほこりをためない


ファンや通気口にホコリが溜まることで、パソコンは温度調整が上手くできずパソコン内部に熱がこまり、静電気が発生しやすくなり、ショートの原因になる可能性があります。

定期的な掃除が必要なことは、ノートパソコンを長持ちさせるために必須条件となりますので、お掃除はコンスタントにしましょう。


・まとめ


ほんの少し気にかけてあげるだけで、ノートパソコンの寿命は長くなります。

実際に10年以上同じパソコンを使い続けている方は多くいらっしゃいますので、ちょっとしたメンテナンスや気遣いをしてあげて長持ちノートパソコンにしましょう。